ミスジチョウ


昆虫が越冬するステージは,卵,幼虫,蛹,成虫など,昆虫の種類によって異なります。ミスジチョウ(タテハチョウ科)は幼虫で越冬します。幼虫で越冬するタテハチョウの仲間でも,その方法は種によって様々で,例えば,常緑のキジョランを食べるアサギマダラは,越冬中も休眠せずに葉を食べるので,少しずつ大きくなるのに対し,落葉のエノキを食べるオオムラサキは,エノキの枯葉に埋もれて越冬し,大きくはなりません。
ミスジチョウは,糸で固定したカエデの枯葉で越冬するので,他の葉が落ちても幼虫が付いている葉はくっついています。隠れているつもりなのかもしれませんが,かえって容易に見つけられます。樹木園内で見られますので,探してみてください。(し)