サルトリイバラの実

サルトリイバラ実
11月の初め頃から赤くなっていたようですが、サルトリイバラの実です(左写真)。
落葉つる性の半低木で、さくら保存林の彼岸通りや仲通り、第3樹木園などで園路脇に時々見られます。枝にかぎ状の小さなとげがあり、目立ちませんが油断していると痛い目にあいます。雌雄別株で4−5月頃に淡い黄緑色の花をつけますが、花はあまり目立たないかもしれません。サルトリイバラ科はユリ科(ヤマユリなど)やイヌサフラン科(チゴユリなど)と近い仲間です。
園内でいまの時期にサルトリイバラのような球形に赤い実(中写真)がなるものとしては、他にサネカズラがありますが、サネカズラは葉の形も異なり、とげもないので、見分けられます。
サルトリイバラの葉は円形で(右写真)、西日本では柏餅の葉として使われ2枚の葉でお餅を挟みます。関東ではカシワの葉を使っていますが、どちらの柏餅もおいしいと思います。
ルリタテハという蝶の幼虫は、サルトリイバラの葉を食べて育ちます。越冬態は成虫なのでいまの時期に幼虫は見られませんが、初夏の頃になると葉の裏にとげとげがいっぱいついた幼虫を見かけることが出来るでしょう。(よ)