ウラナミシジミ−季節の蝶−

ウラナミシジミ

関東地方では,房総半島南端などの温暖地だけで越冬できる。春から秋にかけて世代を繰り返しながら北上して行き,北関東などでは普通,成虫は真夏ごろから晩秋まで見られる。北上の最前線は東北北部や北海道にまで達することもあるが,寒い土地では冬にはすべて死んでしまう。クズなどの野生植物も食草となるが,ダイズやササゲなどの豆類の害虫としても有名。近くに豆畑があったら出かけてみよう。鰯雲が連なる抜けるような秋空の下,ウラナミシジミの雌が,次の年につながることのない運命の卵を懸命に産んでいる姿があるかもしれない。時として山頂などで多くの個体を見ることもある。科学園記録種。(た)

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データベース「多摩森林科学園と関東・中部地方のチョウ」から引用。