モクレイシの小さな雄花と雌花

モクレイシ
モクレイシの小さな花が咲いています。花期は3-4月です。雌雄異株で、雄花がつく個体(右写真)と雌花がつく個体(左写真)が別です。園内には第2樹木園に雄株と雌株があります。雄花は右写真のように、花びらが5枚と黄色いおしべが5個見えています。雌花は左写真のようにおしべがなく、緑色のめしべが花の中央に見えています。雌花のほうが花の数が少ないようです。雄花も雌花もとても小さな花ですが、よく見るとかわいくてきれいです。
葉の付き方は対生(葉が茎から出るとき、同じ場所から向き合うように出る)の一種で十字対生です。十字対生というのは、茎に沿って隣り合う対生の葉が同じ平面ではなくて、90度ねじれて付き、上からみると十字型に見えるものです。写真の中の葉の付き方を見てください(矢印)。葉は全縁(縁の鋸歯がない)で、少し湾曲してスプーンのような形です。
分布範囲は房総半島南端、神奈川県、伊豆半島、伊豆諸島、九州南部および五島列島、琉球と、かなり離れた特殊な分布となっています。(写真:よ、し、文:よ)