毛虫のようなヒマラヤスギの花

ヒマラヤスギ

第3樹木園の道に毛虫のような物がたくさん落ちています。これはヒマラヤスギの花(雄花)です。ヒマラヤスギ(Cedrus deodora)は,名前に「スギ」が付いていますが,マツの仲間(マツ科)です。ヒマラヤからアフガニスタンに分布し,明治時代に日本に導入されました。いかにも針葉樹の典型といった円錐形の樹形が美しく,コウヤマキ,ナンヨウスギとともに世界三大庭園樹とされています。
雄花はたくさん落ちていましたが,雌花が咲いているのを見ないのは,数が少ないのかもしれません。受粉したヒマラヤスギの雌花は,約1年かけて秋の終わりに熟した実になります。10cm以上もある薄紫色の松ぼっくりのような実で,欲しくなりますが,この実は松ぼっくりのようにそのまま落ちることはなく,樹上でバラバラになってしまいます。種子を遠くに飛ばすには,この方が好都合なのでしょう。昨年は,たくさん実がなりましたが,今年は少ししかありません。(し)